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倉敷繊維加工の不織布製造方式は3パターンの製法があります。各々の特性を持って、様々な分野、用途に合わせた製品をお届けしています。また充実した後加工機により、複合化、機能性の付与など一歩進んだ価値を生み出しています。品質管理においては「ISO9001」「ISO14001」を取得し、品質・環境面に重点を置き、「安全」「安心」「信頼」をコンセプトにした生産体制を取っています。
不織布とはウェブと呼ばれる繊維状のシートを形成し、その繊維同士を結合して製品となります。原料となる繊維はポリエステル・レーヨン・ナイロン・ビニロン・オレフィン繊維などを主に使用し、ニーズに合わせて機能化繊維を活用したり、また異なった繊維をブレンドする事により様々なご要望にお応えしています。
- ウェブの形成
- ・パラレルウェブ縦方向に繊維が配列し、低目付の商品に適している。
- ・クロスウェブ繊維の配列をクロスさせているため縦横の強度比が小さく、汎用性が高い。
- ・ランダムウェブ繊維を空気の流れによりランダムに配列し、特殊用途向け。
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繊維結合法 ウェブ形成 特長 用途 ウェブをエマルジョン系の接着樹脂に含浸、またはスプレー後、乾燥して繊維の交点を結合する ・パラレルウェブ
・クロスウェブ
・ランダムウェブ樹脂の種類、付着量で風合い、厚みなど様々に調整可能 芯地、中綿、フィルター、自動車部材、土木、建材、
工業用等
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繊維結合法 ウェブ形成 特長 用途 繊維を熱により溶融し、繊維同士を熱融着する。エアースルー法、熱カレンダー法がある ・パラレルウェブ
・クロスウェブ
・ランダムウェブ繊維のみのため、衛生的で環境にも優しい。繊維の種類で風合い、硬さを調整出来る マスク、衛材、フィルター(エアー・液体用)、芯地、農業等
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繊維結合法 ウェブ形成 特長 用途 ウェブをニードル(バーブという突起のある針)で上下に突き刺し、バーブによって機械的に繊維を絡ませる。 ・クロスウェブ
・ランダムウェブ繊維のみのため衛生的である。繊維の太さでバルキー性、ポーラス性を出せる。 衛材、自動車部材、建材、生活資材等
- 各ラインは、ケミカルボンド・サーマルボンド・ニードルパンチ設備を兼ね備えた複合設備のため、組み合わせた製法で生産出来ます。
例:ニードルパンチ+ケミカルボンド、ニードルパンチ+サーマルボンド
異種素材の複合化(生産機台で複合)、後加工機による機能性の付与などを行います。
・ケミカルボンド法
・サーマルボンド法
・ニードルパンチ法
- 生産機台で
異種素材を複合します
例)ネット、フィルム
- ラミネーション加工
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・ホットメルトラミ
2つの不織布シートの間に活性炭など機能性薬剤を挟み込む事が可能
・スプレーラミ
少ない接着樹脂量で加工するため、素材の性能を損なう事なく貼り合わせが可能
- グラフト重合加工
・金属イオン吸着
- ドット加工
・芯地用接着パウダー加工
- 帯電加工
・エレクトレットフィルター
- 小巻、巻締め加工
- 含浸加工
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・機能薬剤付与
難燃・抗菌・防カビ・抗アレルゲン・脱臭加工
・着色加工